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団地博物館こと美荷樓に泊まってみた。

こんにちは。れめです。

 

香港といえば高層団地が印象的ですが、香港の団地の歴史を紹介する博物館兼ユースホステルが深水埗(シャムスポー)にあります。 

深水埗は都心から数駅離れた場所で、雑多な雰囲気から「香港の蒲田」などと言われています。(深水埗に失礼)

 

美荷樓は50年代に建てられた香港最初期の団地を歴史的建物として保存し、歴史博物館とユースホステルに改装したものです。1Fが博物館になっていて、50年代から始まる団地の歴史の解説や、過去の住宅様式を再現したモデルルームがあります。

 

 

博物館以外の部屋はユースホステルに改装されています。

ドミトリーだけでなく個室もあり、団地の部屋を改装しているだけあって広くて快適です。ファミリールームなどもあるので、家族連れにはオススメの宿です。

二人部屋はこんな感じ

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広々していますが団地として使われていた時代にはこの部屋をさらに2つに区切って1部屋=1家族が入居していたとか。

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シャワーはこんな感じ。

強いていえば冷蔵庫がないのが残念かな。

1Fに食堂があり、朝食は中華・洋食の数種類から選べます。

こはちょっとユースホステルっぽい。

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蒲田というだけあって街の物価は安く、生活に特化した買い物スポットが多数あります。街中は電機、衣類など様々な物を扱う市場が開かれ、夜になると家庭の要らないものを適当に並べたようなフリーマーケットになります。また、スーパーも多くて買い物には困りません。

 

安くて美味しい飲食店が豊富なのもいいです。中でも糖水佬甜品はフルーツ系のデザートで有名で、夜遅くまで開いているのでありがたい。

 

 

 駅の反対側には西九龍中心というショッピングセンターがあり、若者向けの雑貨が並んでいて見ているだけでも楽しいです。

 

また、ホステルの裏の嘉頓山は朝の散歩にオススメ。建物の裏から小さな散策道を登っていくと、山頂がちょっとした展望台になっています。

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美荷樓周辺には新旧様々な団地があり、時代ごとの意匠の特徴なんかも読み取れたりして歩いているだけでも面白いです。

 

 

 

 

香港は偽日本語天国!?

こんにちは。れめです。

 

2016年...

 

私が香港駅に初めて降り立った時のこと。

 

「ここが香港か〜〜〜    ん?」

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優の良品。

 

いきなりの謎の日本語。

というか何故「優の良品」なのに英名が「AJI ICHIBAN」なんだ。

駅構内にセブンもヤマザキパンもMUJIもあるし、日本のもの多いなー

 

と思ったのも束の間。

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そう、香港の街は謎日本語だらけなのです。

というか、

とりあえず「の」を付けとけば日本っぽいだろう

って感じなの!?

 

実は「の」が「的」の形と意味に似ており、日本風に見せるために中国語圏ではよく使われる手法らしいです。

 

今日はそんな香港の謎日本語商品をいくつかご紹介したいと思います。

 

 

香港セブンイレブン店内にあるお菓子の8割ぐらいが日本製ですが、おすすめはこちら

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 珍珍とかいうありがたい名前のメーカーが出す、

サーモン寿司味とタコ焼き味のポテトチップス。

 

右はともかく、左のサーモン寿司味はマジ美味いです。(ただ、最近見かけない。。)

 

喉が渇いたら、緑茶も買いましょう。

 

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わんむっ™️という気の抜けた名前ですが、コカコーラ社が出している緑茶です。味は綾鷹に似てるかな。

 

昔の香港のビジネスマンの間では「日本には食えるものがない」と酷評だったらしい日本食ですが、今の香港は日本の外食チェーンもこれでもかってぐらい進出しており、駐在している方の日本食不足には絶対に陥らないでしょう。

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スープカリーSAMAもあるよ!

 

 

 

アニメ、アイドル、化粧品、食べ物、、香港には日本の物が溢れています。

そういえば2017年に日本を訪れた香港人は223万人。香港の人口が700万人程度であることを考えると、香港人の3.3人に1人が日本に来ている計算になります。

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トラムにも四国への旅行キャンペーンの広告。

 

 

この香港における不思議なほどの「日本ブーム」。実は香港と日本の文化的な類似性に深く関わっています。

 

続きはまた後日。

 

お土産も是非、優の良品空港店で!

 

 

 

 

 

 

香港オタクスポットガイド-現時点編-

こんにちは。れめです。

 

香港のポップカルチャーといえばアクション映画のイメージが強いですが、

実は日本のアニメや漫画、アイドルといったポップカルチャーも香港の若者にとても人気があるようです。

 香港の「学民の女神」とも呼ばれている周庭(アグネス・チョウ)さんは欅坂48のファンで、警察に拘留されている時も「サイレントマジョリティー」を口ずさんでいたとか、ガチャガチャを回すと必ず欲しいものを当てる強運の持ち主であると言ったエピソードは有名ですね。また、2018年夏のコミックマーケットでは香港からの来訪者増加に対応して、広東語による構内アナウンスも行われました。香港においても同人イベントが盛んに行われているようです。

 

今日はそんな香港のオタクが集まるスポット、「現時点」を紹介します。

 場所は油麻地駅のすぐ目の前です。

 

ちょっと薄暗い雑居ビルなのですが、エスカレータを登って2、3Fが商店街になっています。

アニメグッズ・オモチャ、ゲームなどを扱うお店がたくさん。

秋葉原によくあるようなレンタルボックスのお店も多いです。

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雰囲気が中野ブロードウェイそのもので、とても親近感を覚えます。

 

PMQもそうなのですが、香港の若者スポットは朝に弱いようで、午後にならないと開いていないお店が多いです。(写真は11時ごろ)

 

3Fには、沙嗲王 SATAY KING という飲食店があります。

www.satayking.hk

ここはアニメコラボをよく企画しているファミレスで、私が行った時はエヴァンゲリオンコラボカフェになっていました。

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コラボカフェとしてのクオリティは高く、内装や料理にもこだわりを感じます。

ですがメニューも当然のように日本語なので、なんだか不思議な感じです。

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日本のアニメはかなり浸透しているようで、街のお店やショッピングモールなど至る所でアニメ展やコラボ企画を見かけます。

チムサーチョイのハーバーシティでは、細田守展なども行われていました。

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よく知らないけど多分昔の日本のアニメ?

 

 

 香港アニメイト、信和中心など、

他にも色々スポットがあるので今後も紹介していきます!

 

それぢわ。

黄大仙祠 (ウォンタイシンチ)

こんにちは。れめです。

 

香港といえばパワースポット巡り!と言うわけで、

香港一のパワースポット、黄大仙祠(ウォンタイシンチ)に行ってきました。

黄大仙は「有求必応」(全ての望みを必ず叶える)言われ、数ある香港の道教寺院の中でも一番有名なんだそうです。(地球の歩き方より)

 

せっかくなのでお参り・占い方法を紹介します。

写真が少なくてごめんなさい。。。機会があれば撮りに行きます。

 

まず、廟のゲート前の露店(お土産物を売ってます)で、線香を買います。

(実は買わなくてもいいのですが...詳しくは後述します。)

 

中に入っていくと本殿が見えてきますが、ここはスルーして奥の線香着火ゾーンへ。

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買った線香を9本ずつにわけます。

余った線香、長さが不揃いな線香は回収BOXがあるのでそこに入れます。(実は線香を買わなくてもここから取れば無料ですが、不揃いですので買うのをオススメします。)

灯篭から線香に火を付け、本殿へ 。

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本殿の前の「師」・「道」・「經」3箇所にて線香を3本ずつ立てます。

立てる際、3回お辞儀をして、心の中で住所、名前、誕生日、願い事を唱えます。

神様に自分を特定してもらう必要があるところが神道と違いますね。

 

続いては占い。

本殿の前に社務所のような場所があって、そこで筮竹を貸してもらいます。(無料)

筮竹の筒を振って1本だけ落とし、落ちた棒の番号をメモします。(メモ用紙とペンは社務所にあります)

社務所で番号を伝えれば、占い結果を買うこともできます。(3HKD)

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ちなみにこの結果はネットで英語の解説が見れるのですが

https://services.siksikyuen.org.hk/SSYou/Pages/PublicPage.aspx?lang=EN

せっかくなので占い師に見てもらいました。

本殿の奥(線香に着火したゾーンからでもいけます)に占いの商店街みたいなものがあって、好きなブースで占ってもらえます。(40HKDぐらいだったと思います)

日本語対応可能な占い師もいますが、語彙力の問題かものすごい簡素に結果が伝えられて終わりだったので、せめて英語OKなところがオススメです。前にいたシンガポール人?の女性は英語で10分ぐらい説明されてたのに私は「シゴト?OK。テンショク?NO」みたいな感じで即終わりました。(ちなみに転職先が決まった直後ぐらいでした)

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お土産屋で買った、ジェットエンジン型のお守り。

 

おしまい。